戸村博郎会長上下水道施設の長寿命化に貢献

 新年明けましておめでとうございます。今年が皆様にとってより良い年になりますようにお祈りいたします。
 昨年中は当協会に対し,会員の皆様はじめ関係各位の一方ならぬご支援とご協力を賜り,誠にありがとうございました。本年も昨年同様にご指導・ご鞭撻の程, よろしくお願いいたします。
 さて,下水道整備の進展に伴い,管路延長は約46万q,処理場数は約2200ヵ所など下水道ストックが増大しています。管路施設の老朽化に起因した道路陥
没の発生件数は,平成26年度には約3300ヵ所にものぼります。日常生活や社会活動に重大な影響を及ぼす事故発生や機能停止を未然に防止するために,予防保全や長寿命化対策を含めた計画的な維持・補修の推進が求められています。
 また,地方自治体では全国的に多発する局地的集中豪雨による浸水被害から,市民の生命や財産を守り,安全・安心な生活を支えるため,上下水道における浸水対策の実施など,雨に強いまちづくりに取り組んでいます。特に,下水道施設においては,施設内で生成される硫化水素に起因する硫酸によるコンクリート構造物の腐食対策が重要であり,長期耐久性を確保するための材料・工法および,高いレベルの施工管理が求められています。当協会は水道および下水道施設の維持・保全に貢献していきたいと考えております。
 当協会はエポキシメーカー,エポキシ配合樹脂メーカー,専門工事業者で構成されています。技術委員会では,大学・官公庁との共同研究と,メーカー会員は材料の技術開発と施工会員は施工技術の開発をメインに活動を行っています。工事の施工管理においても,プライベートライセンス講習会とコンク
リート防食管理専門技術者の認定を,東京をはじめ国内数ヵ所で毎年実施しています。業務委員会は,関係省庁・役所・設計会社等に普及活動を続けております。今後も当協会はコンクリート防食に関して重要な役割を果たすことで,社会に貢献していきたいと思います。
 会員の皆様および関係各位のご理解とご支援をお願い申し上げ,年頭の挨拶とさせていただきます。